女性史研究会「あいの会」が平塚らいてうの家を訪ねました。

2017.08.26
 女性の地位について学ぶ者にとって平塚らいてうは関心の深いあるいは崇拝する人物ですが、女性史研究会「あいの会」の研修会で長野県上田市にある「らいてうの家」を訪ねました。高原の自然豊かな森に囲まれた家の中には、らいてうの生涯や活動が分かりやすく展示され、和室の片隅には、らいてうが使っていた机が置かれ、仕切られた丸窓からみる景色は、時を忘れるほどでした。優しい顔からは、歴史を変えてきた強さは感じられませんが、婦人参政権運動など女性の地位向上に力を注いできたことで、今があるのだ感じました。
 もう1つの研修場所は、同じ上田市にある「無言館」です。ここには戦死した画学生の遺作が展示されています。画家を目指した多くの学生が戦死したことで日本の美術界の損失になったと思われる素晴らしい作品が飾られていました。中身の濃い研修でした。